シート素材に関して
現場シートとは主に建築現場の周囲に張り巡らせているシートで、建築現場作業での落下防止や飛散物を周囲に散らさないために使用します。メッシュ地、無地、白地などが一般的ですが、シートに自社広告やイメージをデザインすることにより、企業のイメージアップや企業情報をアピールできる非常に有効な広告宣伝方法です。
現場シート(養生シート、足場シート、建築シート)などの多くは、屋外に設置される為、素材選びを使用環境により、入念に行わなければなりません。特に強風が吹く事が予測される場所でシートを使用する場合、一般的に使用されるターポリンでは破損する場合もあり、近隣にお住まいの方々へ多大なご迷惑をお掛けする可能性がございます。その場合はメッシュターポリンを使用するなど、使用環境・目的に応じてどの素材を使用するか選択しなければなりません。安さを売りにした輸入品など品質の悪いものと比べ、弊社は安心の国産素材を使用しており、特に耐久性や擦過性に優れたものを取り扱っております。
ターポリンシートについて
「1類」「2類」というのは厚み・強度の分類のことで、1類ターポリンは2類と比べ、厚みや重量、強度ともに約1.5〜3倍の差があります。実際の現場では作業効率や軽さ、コスト面から主に2類で多数占められています。
〈ターポリン1類厚さ約0.40〜0.45mm/ターポリン2類厚さ約0.30〜0.35mm〉
一般的に多く用いられ、現場シートではほとんどがこの生地を使用 します。素材はポリエステルの生地に塩化ビニールコーティングしたものに なっており、テント生地とも呼ばれています。 耐久性は場所や環境によって差がありますが、とても丈夫で、長期に渡っての掲示に向いております。ターポリン1類と2類の厚みは約0.1mmほどの差ですが、ターポリン1類と2類の強度は約1.5〜2倍の差があります。
〈メッシュターポリン1類/メッシュターポリン2類〉
ターポリンに小さな穴が無数に空きアミ状になったものです。風が抜けるため風圧に強く、強風による破れ等が起こりにくい素材です。風を受け流す分、重さは約1割ほど重くなりますが、強度が倍近く増しますのでより長期に渡っての掲示が可能となります。メッシュターポリン1類と2類の厚みは約0.5mmほどの差があり、強度は約3倍の差があります。
シートの加工について
弊社シートの加工に関しまして、補強の為にシートの周囲上下左右にターポリン生地とロープを挟み、等間隔でハトメを付け、しっかりと固定縫製する事で破れや裂けを防止致します。ハトメのピッチは450mm間隔でお付けしています。また大型のサイズの場合には熱溶着機により複数枚のシートをつなぎ合わせる事も可能となり、ご希望通りのサイズにも対応しております。
出力インクジェットプリンターについて
出力インクジェットプリンターはMUTOU社のラミレスグランデを使用しています。ターポリンの印刷は溶剤といわれるインクを吹き付け、溶剤がメディアの表面を侵し、浸透し、色材を喰いつかせるといった方法でメディア表面にプリントされます。そのため耐久性、擦過性に優れています。更にグラデーションや写真もフルカラーで鮮やかに表現でき、より高い訴求効果が期待できます。